アーカイブ:2014年12月

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ポエメール〈おしまいの宴〉

2014年もあとわずかとなりました。
今年もご愛読、ありがとうございました!

2014年夏にお送りした「夏のポエメール」。
その中に入っていた絵日記を、読者のみなさまに
それぞれ自由に書いていただき、ご返送いただきました。

その後、俊太郎さん宅にて、〈おしまいの宴〉として
すべての絵日記を読む会を実施。
その模様を動画でお届けします。
(24:25の動画です。下記写真をクリックしてご覧ください!)
年末年始のおやすみに、ぜひご覧ください。

俊太郎さんは来年は年男!
あたらしい詩集の制作も進行中です。
ぜひ、書店さんでお手に取っていただけたらうれしいです。

みなさま、よいお年をお迎えください。 (スタッフ)

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2015は年男

去年11月に配信を始めたポエメールデジタルがこの年末で終了します。何人もの購読者が寂しいと言ってくれた。せめて最後の詩は書き下ろしでいきたいと思って書いたのがこれ。毎月¥800払ってくれた皆さん、HPでシェアするのを許して下さい。(俊)

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愛読御礼

いつの間にか八三歳
八三だから一寸先はヤミだ
ハミ出してもいいし
ヤサぐれてもいい

虎穴に入って
虎の子をゲットしようか
親虎に噛みつかれたら
私の負け

それとも
羊の毛皮にくるまって
詩が年賀に来るのを
待つとしようか

じゃあね2014
おや もう2015
まだ書くよ
また読んで

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詩「明星」-川島小鳥さん写真集によせて

2014年秋。
俊太郎さんは、川島小鳥さんとの初めての共著、
『おやすみ神たち』を発表しました。
刊行記念として開かれた同名の展覧会のトークイベントでは、
小鳥さんの待望の次回作、写真集『明星』も紹介されました。

イベント当日、俊太郎さんは、
サプライズとして1篇の詩を用意していました。
それが、川島小鳥さんの作品『明星』に寄せて書き下ろされた
詩「明星」です。

俊太郎さんの詩が帯に入った、川島小鳥さんの新しい写真集『明星』が、
いよいよ刊行の運びとなりました。
2014年12月27日(土)、神楽坂の「かもめブックス」さんで
最初の50冊が販売されます。
川島小鳥さんと担当編集者によるトーク(14時~)、展示、
お茶とお菓子のささやかなおもてなしをご用意して、
会場でお待ちしています。

「川島小鳥写真集 『明星』 誕生記念イベント
日時:12月27日(土) 13~16時 【予約不要
会場:かもめブックス ワークショップスペース(店内奥)
http://kamomebooks.jp/event/280.html

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明星

眼が見せてくれた表情の奥へ
ココロは入って行く そして
かすかな哀しみを発見する
あまりにかすかなので それは
遠い水平線のようだ

眼が見つめる風景の向こうへ
ココロは旅を続ける すると
昼間は見えない星座が見える
あまりに遠くにあるので それは
生まれる前の思い出のようだ

数えきれない世界のカケラを
カメラは黙って拾い集める けれど
夢見る無限のジグソーパズルは
いつまでも完成しないので それは
幼い子どもの遊びのようだ

遥か彼方で瞬く星と
自分のココロで輝く星と
まだ出会わない星々を
見えない線でむすんでゆくと
どんな形が見えてくる?

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(スタッフ 川口)

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『おやすみ神たち』取り扱い店舗一覧

写真家・川島小鳥さんとの共著、写真詩集『おやすみ神たち』。
目に見えない〈たましい〉(本書の中では、すべて〈タマシヒ〉と表記されます)にまつわる27篇の詩を書き下ろした本書は、「小鳥さんの写真だから出てきた言葉」だと語る俊太郎さん。

本書の詩は、今までの俊太郎さんの詩と、少し、手ざわりが違うような気がしています。俊太郎さん82歳の挑戦作、ぜひ、お読みください。

オンライン書店やナナロク社のサイトはもちろん、全国の書店さんからご注文いただけます。下記は発売時に『おやすみ神たち』をたくさんご注文いただき、比較的手に入りやすい書店さんの一覧です。お近くの書店があれば、ぜひ店頭まで足をお運びいただけたらうれしいです。

寄藤文平さんによるブックデザインには、しかけがいっぱい。プレゼントにもオススメです。ぜひ、お手に取ってご覧頂けたらと思います。
(スタッフ 川口)


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(さらに…)

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新旧

古い冷蔵庫の具合が悪くなった。そろそろ隠居したいのだろう。新しいのを品定めするのは楽しい。新しいのは消費電力も低くなってるから、古いやつに気兼ねする必要はないと思う。だいたいお前さん、でか過ぎたんだよな。ともあれご苦労さまでした。

若い頃は何でも新しいのが良かった。年取ってきたらだんだん古いものが良くなってきた。昭和初期の電気スタンドに、LEDを捩じ込んだが別に文句はないようだ。60年以上前に書いた自分の詩を読み返してみたが、賞味期限はまだ切れてないと思うのは、うぬぼれかもしれない。

わが家にある一番古いものは、父が手に入れた紀元前のものとされている鳥の形の石の彫刻だが、これはどこから見てもモダン・アート。で、一番新しいものは何かと言うと、ぼくが今朝書いた詩です。詩の発生は昔も昔、大昔のそのまた昔くらい古いんだけどね。(俊)

 

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