アーカイブ:2013年5月

* * * * *

〈ポエトリー・インターナショナル〉

ウエブに〈ポエトリー・インターナショナル〉というサイトがあります。毎年ロッテルダムで開かれる国際詩祭が母胎となって発展してきたものですが、2013年5月現在81ヶ国、1129人の同時代詩人の詩が解説とともにアップされています。英訳されたものが主ですが、原語での自作朗読も聞けますし、動画もあります。言葉の意味が分からなくても、詩人の声にひそむ音楽を聞くだけでも面白い。日本のセクションでは、辻征夫、石垣りん、永瀬清子ら物故詩人の肉声が聞けるのも貴重だと思います。

実を言うと、ぼくは世界中の詩人たちの顔写真を見るのをひそかに楽しんでもいます。もし言語と文化の相違を超えた普遍的な〈詩〉というものが存在するとしたら、詩人たちの顔つきに何らか共通点を発見できるのではないかと思うのです。今のところはかばかしい発見はまだないのですが。(俊)

*ポエトリー・インターナショナル http://www.poetryinternationalweb.net/pi/site/home/index/en

* * * * *

『アダムソン』

ボロボロになった漫画本が4冊、書棚の片隅に眠っている。スウェーデンの漫画家オスカー・ヤコブソンの『アダムソン』、一時期日本でも翻訳されていたというが、うちにあるのはベルリンで出版されたドイツ語版だ。でも台詞のない4コマがほとんどだから、子どもだった私にも楽しめた。

哲学の勉強をした父が、どうしてこんな間抜けな中年男が主人公の漫画を買っていたのか。思い出すのは戸にはさまった電源コードを見て、父がこれじゃあ電気が来ないと言ったことや、ひげ剃りにシェーバーを使っても、血を流していたことだ。父は日常生活では万事に不器用だった。

文化庁が監修している〈メディア芸術カレントコンテンツ〉というサイトで知ったのだが、2008年にはスウェーデン大使館で「スウェーデン コマ割り漫画展」が開かれていたんだってね。(俊)

* * * * *

佐渡へ行ってきました

ゴールデンウィークも終わりましたね。
みなさま、いかがお過ごしですか。

俊太郎さんは、ゴールデンウィーク中もかーなーり、忙しかった様子。
もうほんとに、お体お大事にしてくださいね…と言いつつ、
ナナロク社用のサイン本書籍もたくさん作っていただきました。
ごめんなさい&ありがとうございます、俊太郎さん。

というわけで、今なら、『生きる』『ぼくはこうやって詩を書いてきた』ともに
サイン本、ナナロク社に在庫がございます。
購入をご検討されていた方は、この機会にぜひどうぞ。
http://www.nanarokusha.com/artist/tanikawa

そして、この「谷川俊太郎.com」のトップページの写真も、久しぶりに更新しました。
今度の舞台は、佐渡です。

4月20日(土)に、佐渡でおこなわれた本と仲良くなるイベント、「HELLO!BOOKS」。
親友の編集者・山田馨さん、写真家の川島小鳥さん、
ナナロク社一同と、俊太郎さんでわいわいと参加してきましたヨ!

全国各地を飛び回っている俊太郎さんですが、佐渡はなんと初めて。
朗読会では、すばらしいミュージシャンの方たちといっしょに共演、
これまた人生初の巨大味噌樽の中で詩の朗読をし、
「谷川俊太郎のおもてうらない」では子どもたちからの
あらゆる質問にばんばん答えまくる…というイベントにも出演。
おおいに盛り上がったのでした。

ちなみに、巨大味噌樽とはこんな感じ。どーん! (写真:川島小鳥さん)

 

こつこつと準備を重ねてきた佐渡の実行委員会のみなさん、
地元のみなさんのご協力で、本当に楽しいひとときとなりました。
ありがとうございました! (川口)

【おまけ】
イベントそのものもすばらしかったのですが、
終了後の打ち上げの会が、これまたスペシャルでした。
俊太郎さんが思わず動画も撮ってしまった大崎そばの会によるすばらしい芸能!
(しかしこの動画撮影、失敗していたことが後で判明…残念!
このぶれぶれ写真は川口撮影です、笑いすぎて撮影失敗。)

* * * * *