アーカイブ:2013年1月

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日記

05172012
寒中の深夜の歩きがこたえたのか脚が攣(つ)って目覚めるが、起きたら晴天で気持ちも晴れた、鞄を詰め直してから外へ出る、地図片手に適当にぶらぶら歩いてNeumarkt、11世紀の牛馬の市場跡だという一角に最新のブティックが集まっているが今日は休日、店が開いてない、だがお目当ての〈ケーテ・コルヴィッツ美術館〉は11時過ぎに開いた、母子を描いていわさきちひろとの何たる違い、色はないがルオーに通じるものがある、教会の横のテラスで赤ワインとキッシュ、別のカフェで〈アッフェルシュトゥルーデル〉とコーヒー、タクシーでホテル、これ書いて荷造り、フロントから電話で次の客が待ってるから部屋を空けてほしいと。

これは去年のドイツでの日記。こんなのを十数年前から毎日欠かさず書いている。これを元に交通費など必要経費を申告するために、日々の行動を簡略にまとめて税理士さんに提出する。日記だから読者は自分だけで稿料も出ないが、忘れっぽい私にとっては、記憶を新たにするためには役立っている。 (俊)

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2/4(月)ブルーノート東京

朗読と音楽の夕べ「Journey back Home こころの旅・2」と題して、
ブルーノート東京でイベントをおこないます。
ステージは1日2部構成。
一夜限りの競演(賢作さん曰く、「狂宴」…!)を是非お見逃しなく。

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2013年2月4日(月)2ステージ
1部:19:00 開演
2部:21:30 開演

料金:¥5,500(税込)
会場:ブルーノート東京

出演
朗読:谷川俊太郎、レイチェル・チャン(J-WAVEナビゲーター)
音楽:谷川賢作、石井聖子、吉野弘志
ダンス:ATSUSHI(Dragon Ash)

※収益の一部は、あしなが育英会の「東日本津波遺児支援」へ寄付されます。

*ブルーノート東京のホームページ
http://www.bluenote.co.jp/jp/artists/journey-back-home/

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新刊『写真』/親友の山田さんと

2013年に入って、俊太郎さんの本が次々と出ています。
岩波文庫から出た『自選 谷川俊太郎詩集』に続き、
晶文社からはタイトルもずばり、『写真』がついに刊行となりました。

52点の写真とエピグラムからなるこの本、
造本がすごくコンパクトで機能的で、かっこいいのです。
装丁は、文平銀座の寄藤文平さんと鈴木千佳子さん。
巻末には、飯沢耕太郎さんのすばらしい解説がついています。

そういえば、夏にナナロク社一同と川島小鳥さんで北軽井沢に伺った際にも、
俊太郎さん、カメラ片手にさかんに撮影してましたっけ。
(このときの様子も、実は『写真』のなかに収められています…)

書籍の詳細情報は、こちらからどうぞ。

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昨日は、俊太郎さんの親友で、『ぼくはこうやって詩を書いてきた』の共著者でもある
山田馨さんと家飲み…ではなくて、打ち合わせでした。

ずらりと並ぶお料理は、山田さんの奥様のお手製。(料理上手!)
これからまた、俊太郎さんと山田さんと一緒に、詩の話をしていこうと思っています。
詩ってなかなか、面白いもんだね!と、大好きな友だちに
わくわくしながら伝えるような、そんな本が生まれる予感がしています。
じっくり取り組む1冊になりそうですが、どうぞ、お楽しみに。
詩人の好きな詩って、どんな詩なんだろう。  (スタッフ)

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3月、朗読会@自由学園明日館

お待たせしました!
3月3日(日)、東京・自由学園明日館での朗読会のお知らせです。

今回は、俊太郎さん単独の朗読会ではなく、
もう一人の詩人をお迎えしました。

じゃん! 服部みれいさんです。

大人気☆『マーマーマガジン』編集長であり、
近年は文筆家として、執筆活動も精力的になさっているみれいさん。
実は、高校生のころから詩も書き続けていらっしゃいます。

俊太郎さんと朗読会をするきっかけとなったのは、あの「ポエメール」でした。
「ポエメール」を受け取ったみれいさんから、
鮮やかな「レスポエム」(詩によるお返事)が届いたのです。
わー、これは面白い!ということで、とんとんと話が進み、
このたびの朗読会開催の運びとなりました。

申し込みは、明日、1月24日(木)10:00から。
詳しくは、ナナロク社ホームページをご覧ください。http://www.nanarokusha.com/news/2013/01/18/1072.html

どうぞお楽しみに! (スタッフ)

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編集

新しく出す詩集の準備をしている。雑誌や新聞には発表しているが、本にはなっていない作と、まだマックとUSBメモリの中で寝たり起きたりしてる作から編集して、2冊の詩集にまとめるつもり。寝たり起きたりというのは、折に触れてディスプレーに呼び出して、手直ししている進行形だからだ。

読み直していると、書かれた詩と作者である自分との距離が、1編の詩の中でもくっついたり離れたりしているのが分かる。主人公を立ててフィクションとして書いている作にも、あ、ここは俺の本音が出ている、ここは知識としての言葉の組み合わせだけで書いてる、そんな区別がつく。

語り口の似ている作を、ひとまとめにしたいのだが、これがけっこう難しい。読者から見ればみな似たり寄ったりに読めるのだろうが、書いた人間には書いた作とのあいだに生理的と言っていいようなつながりがあって、それがそれぞれの作によって微妙にグラデーションが違う。やはり編集は編集者に任せたほうがいいのかしらん。(俊)

 

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春に向けて、イベント準備中

今日は、関東は珍しく大雪ですね。
こうしている間にも、雪がおっそろしい勢いで積っております…。
成人を迎えたみなさん、おめでとうございます!
振袖のお嬢さん方、足元にはどうぞお気をつけて。

さて、先日1月10日には、立川のオリオン書房ノルテ店さんにて、
俊太郎さんのポエメール朗読会&ミニトークが開催されました。
平日夜にもかかわらず、お集まりいただいたたくさんのお客様、
そしてノルテ店のみなさま、ありがとうございました!

イベントは終了しましたが、ノルテ店さんでは引き続き、
「ナナロク社フェア」を開催中です。
ナナロク社から出ている俊太郎さんの書籍のほか、
ポエメールの実物も展示中!
お近くのみなさま、ぜひふらりとお立ち寄りください。


2013年はこのあとも、2月に大阪スタンダードブックストア、
3月には東京で初顔合わせとなるあの方と朗読会、
4月には初上陸の佐渡で、盛りだくさんのブックイベント…と、
ナナロク社が主催だったりお手伝いしたりする
俊太郎さんのさまざまなイベントが続く予定です。

2月のスタンダードブックストアさんの詳細は、こちら。
https://www.facebook.com/events/185989974874786/

3月、4月のイベントについては、近日中に告知予定です。
どうぞお楽しみに! (スタッフ)

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あーあ、去年がいつ終わったのかも意識しないうちに、今年になってしまった。時というものは、カレンダーとも時計とも相性が悪いと私は思っている。それなのに一日に何度も時計を見る、何度もiCalを開く。約束の時間に遅れるのは美しくないし、ダブルブッキングをしてしまうのは、恐怖だから。

毎年頂戴するMISAWAの大きなカレンダーは、今年はパウル・クレーの筆跡と素描で12枚が構成されている。月日の数字もすべてクレーの0から9までの自筆の組み合わせで、ひとつとして同じものがない。似たような一日を過ごしていても、日々はみな違っているんですよね、クレーさん。

ところで、ウオッチは機能的なものをひとつ持ってればいいと思っていたけれど、今や機能よりもアクセサリー、ジュエリーになっているのが、断捨離を目指す私には解せない。でも時を計るな、ただ美しく過ごせと言いたいのなら解る気もする。(俊)

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