立ち話

黙って

人のお喋りを聞いているのが苦痛になることがある。自分もお喋りの輪に加わればいいのだが、それが億劫になっている。自分の発するコトバが言葉でしかないということに、嫌気がさしているのだが、それを〈詩〉に近づけようとするときだけ、気持ちが和らぐ。 (俊)

黙って

黙っていたい
木のように
黙っていたい
蟻のように
黙っていたい
空のように

ただ聞くだけ
風を
川音を
人の沈黙を
幼子の
笑い声を

黙っている
花々とともに
一枚の白紙とともに
動きやまない
雲を追って

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2/6(土)谷川俊太郎×岩崎航、朗読とトークの会

2016年、始まりましたね!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今日はこちらのイベントのお知らせです。
感動のふたりの対話から2年。皆様お待たせしました!!

詳細は以下をご確認ください。
ご予約、お待ちしております。 (スタッフ 川口)

*  *  *
谷川俊太郎× 岩崎航 朗読とトークの会
今、ふたりが語る「生きていく言葉」

2016年2月6日(土) 開催
開演 14時30分(開場13時50分)/終演16時予定
会場 せんだいメディアテーク1F/オープンスクエア(宮城県仙台市)
アクセス http://www.smt.jp/info/access/#03
定員 150名
料金 2000円(要予約)

※チケットは下記の方法で予約後、当日会場受付にてのお支払いとなります。

●チケットの申込方法
手順1:タイトルかメール本文に「2月6日イベント」と記載ください。
お名前(氏名)/電話番号/枚数(1人4枚まで)を明記の上、以下のアドレスに送信。

shop@nanarokusha.com

手順2:「予約完了」の返信と共に「整理番号」をお伝えします。(24 時間以内に返信します。受信設定にご注意ください)。

手順3:当日、開場と共に「整理番号」順にご案内します。料金は入場時にお支払いください。

●主催者からみなさまへ
「病む弱い体が、こんなにも健やかな強いタマシイを育むことができるのだと知って感動し励まされました。」
これは、谷川俊太郎さんが筋ジストロフィーの詩人岩崎航さんの初の著書
『点滴ポール 生き抜くという旗印』(ナナロク社)を読んでの言葉です。一昨年の夏にふたりは初めて会いトークライブをここ仙台で開催しました。ふたたびの出会いと語らいの場に、ぜひお越しください。
きっとみなさんにとっても思い出深い一日になることと思います。

主催:ナナロク社(担当 村井)
問い合わせ:info@nanarokusha.com
03-5749-4976
(平日の午前11時~午後6時)

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X

この〈立ち話〉、始めたころは月に6本も書いていたこともあったけど、近ごろでは大分本数が減っていて、読んでくれている人たちに申し訳なく思っています。言い訳めくけれど、世間が余りにコトバだらけになっているので、ぼくはだんだん無口になってきてるんです。

Xについて何か発言すれば、意見を言えば、自分はちゃんとXを意識している、Xについて考えている、他者に向かってそう言いたい人が、ウエブのおかげで増えているのかと思う。行動はしなくても、コトバにすれば免責される、そんな気持ちがひそんでるんじゃないかな。

で、ぼくは前にも書いたけど,メッセージ性をもったコトバよりも、そこにただ存在しているだけのコトバとしての〈詩〉を夢想している。意外に思うかもしれないけど、詩は本質的に無口なんです。(俊)

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