朝のリフレイン

眠っている夜の暗がりから
忍び足で光がやって来る
まず県境にそびえる山のいただきに
それから山麓にひろがる森の
無口な木々の梢に

星々に素早く青空の幕を引き
ソーラーパネルを無言で励まし
笑う赤ん坊の頬にやさしくキスする
どんな小さな隙間も逃さない朝の光に
心は夜の秘密を隠しておけない

朝が大きくのびをするとき
お早うは挨拶から歌へとひろがる
湯気をあげる味噌汁の香り
トーストに溶けるバターの香り
家々の食卓はこれからの一日への祭壇

朝のリフレインは昨日今日明日
まるで初めてのようにいつまでも新しい

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